葉山、一色海岸オーシャンビュー、アーユルヴェーダ専門サロン
Hayamaひねもすです。

ビワの葉講座はおかげさまで、ご好評をいただき、現在、16日10時30分から、14時から、17日午後14時からのみ空いて空いております。

くわしくは、こちらから

2010年から今日に渡るまで、各２ヶ月程度数回にわけて、
南インドでアーユルヴェーダを勉強してきました。
時には、水道、ガスがないお宅へホームステイするなどして、学校や、ホスピタル、村の診療所で学んだアーユルヴェーダは、確かに、生活に密着した「生きた伝統療法」でした。
時々、覚書として、ブログに書いていきます。

これからインドへ勉強する方、アーユルヴェーダをインドで受けてみたい方にとって、何か参考になれば嬉しいです。
✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

2013年1月から2月にかけて、南インド、ケララ州にマッサージ修行と薬草オイル修行にでかけていました。

今回は、村の診療所で薬草オイルを学びました。

前回までのあらすじ

グルのところへいくと満面の笑みで、レモンがぎっしりつまった袋（2.5kg）を渡されました（日本のレモンよりは小さく、ゆずくらいの大きさです）

「今日最初の仕事は、コレ。全部しぼって♥」

😅す、すっぱそう・・・。

最初は、レモン絞り器（日本でも売っている突起がついたアレ）で、手が疲れたら、休み休み地味に絞っていましたが、

そんな様子を見たグルが一言😬

「あちゃー😒（インド人はよく言います）絞り方が甘いし、

そんなんじゃ日が暮れる！」

といわれたので、職人さんの真似をして、手で絞った後、

レモンの皮を裏返し手で無我夢中にほじくるやり方へ変更😗

レモンにてこずっている間に、2種類のオイルとパウダーハーブを投入。

怒涛のレモン絞りを終え、果汁をオイル鍋に加えます。
再度満面の笑みで、

グル「このしぼりかすは、奥さんに頼んで、ピクルスにしてもらうんだ♥」

（･ε･)「・・・・・。」

( ゜∋゜)「・・・・・。」

（し、知るかッ！🤬）

オイルを煮こんでいる間に色とりどりの鉱物をすりつぶす作業。

さらさらのパウダー状になるように、何度もふるいにかけ、すり鉢でつぶしていきます。

日本に帰ってきて、一人でオイルの仕込みをしていると、

ふと、オイルづくりだけでなく、グルや職人さんたちといろんな話をしたことを思い出します。

早朝から日の入りまでずっと煮込んでいたので、時間だけはたくさんありました😦

特定のポイントへのマッサージについて、マルマトリートメントのもとになったカラリパヤトゥという世界最古の武術の技について、はたまた家族のこと、日本のことなどなど。

前回のカヌールでの早朝カラリマッサージ研修では、とにかく実践、実戦の毎日。

そのあとすぐフルタイムの他のアーユルヴェーダのクリニックスクールにも、通っていたので、時間に追われて、今自分が何をしているのかをじっくり意識する間もありませんでした。

今回はたっぷり自分と向き合えました。

外国人生徒に慣れてなく、英語に不自由しても、グルは、どんな小さな作業でも、逐一、私をそばによび、材料を見せ、じかにやらせてくれました。

「少しでも、疑問が心に産まれたら、すぐその場で私と解決すること。
私がすることは、全部見せるし、全て君に教える。」

これがグルが最初の日に交わした約束です。

この先生と出会えたことは、本当に大きな財産です。

ケララバナナをつまみ、チャイをのみながら、

緩やかに続く、村の人のためにつくる「生きた、オイル煮込み」。

それは、私の非日常のインド修行を一瞬強烈に日常にしてくれました。